依存は悪いこと?どうやって治すの?

依存は悪いこと? どうやって治すの? 実践編



みなさんは、『依存』について、どのようなイメージをもっていますか?

「アルコール依存症」、「恋愛依存」、「親子の共依存」。

このように、『依存』は、ネガティブなイメージをもつ言葉として使われることがよくあります。


しかし、実は、『依存』にはポジティブで重要な意味があります。


今日は、みなさんに、『依存』の大切さと、注意したい『依存』との向き合い方について、お話しします。


よかったら、ぜひ最後まで読んでみてください♡

依存についての考え方を知ろう

依存ってなに?



『依存』とは、「他のものを頼りとして存在すること」
を意味します。(広辞苑より)

みなさんは、毎日、誰かが作った野菜やご飯を食べ、どこかの家に住み、誰かが作った映画やアニメを見て生活しています。

つまり、『依存』は、人が生活する上で、必要不可欠なことです。

依存と自立の関係



次に、『依存』と、『自立すること』の関係をみていきましょう。

『自立』とは、「1人きりで生きる力」ではありません。

『自立』とは、
「さまざまな人やもの、環境に頼りながら、
あなた自身の考えで物事を考えたり、解決することができること」
をいいます。

つまり、

自立するということは、さまざまなものに少しずつ依存しながら、あなたなりの考えで問題を解決できること

といえます💡

『依存』は、ネガティブな意味で使われることが多いのですが、実は、依存することは、みなさんが自立するために必ず必要になってくることなのです。


ぜひ、『自立』と『依存』の関係を覚えておいてくださいね。




注意したい依存と、その向き合い方


さきほど、『依存』は、みなさんが生活するうえで、必ず必要な要素だと言いました。

ただ、注意したい『依存』もあります。

それは、
①依存しているものがひとつのものに偏りすぎている場合と、
②依存する対象に囚われすぎている場合です。

①依存しているものがひとつのものに偏りすぎている場合


自立するためには、さまざまなものに依存する必要があります。

なぜ一つではダメなのかというと、
一つだけに依存すると、その依存しているものが不安定になった時に、自分の存在も不安定になってしまうからです。

これが、恋愛依存や、共依存に繋がっていきます。

バランスよく、さまざまなものに少しずつ依存すると、何かひとつのものが不安定になった時、他のものに頼ることで、自分の身を守れます

例えば、あなたは、彼氏が仕事や勉強で忙しくなってしまった時に、どうしますか?

自立している状態であれば、自分の趣味に熱中したり、友達と遊んだりすることで、自分の存在を保てます。

ここで、彼氏だけに依存している状態になると、彼氏がかまってくれないことに不安になってしまいますよね。


『依存』は悪いことではありません。

ですが、ひとつのものに『依存』していることが問題です。

ぜひ、好きな動物と触れ合う時間を作ったり、推しを見つけたり、音楽やインテリアを学んだり、友達と会ってみたり、

いくつか『依存』する対象を使ってみてください🌿

すると、心軽やかに過ごせるようになりますよ😊🫧

一つのものに依存するのではなく、依存する対象を増やしてみよう


②依存しているものに囚われ過ぎている場合


これは、
依存しているものに頼っているというより、
言いなりになってしまったり、コントロールしてしまっている状態のことを指します。

このことを、『共依存』といいます。

『共依存』は、人との関わりで起きることがほとんどです。

依存しあっている人が、お互いの領域を踏み込みすぎると、コントロールしてしまったり、いいなりになってしまったりします。

この場合は、次のことを実践してみましょう。

無理に離れずに、ネガティブな感情をもう少し自分でコントロールできるようになろう。


人とのご縁は、自然とできるもので、そのつながりの深さも人それぞれです。

なので、すぐに離れることが難しい場合もあります。


私がお勧めしたいのは、無理に離れようとせず、まずはその人と一緒にいたいという自分の気持ちを認めてあげることです。

そして、一緒にいる中で生まれる、ネガティブな感情を、自分で受け入れられるようにします。


どうやったらいいの?と思うかもしれません。

ネガティブな感情を自分で受け入れられる方法については、以前のブログの、「感情がよくわからない、コントロールできない」という記事に、くわしく書いたので、ぜひ、読んでみてください🌱


ポイントは、ネガティブな感情も、悪者にせず、自分を抱きしめながら「辛いね」、と呟いてあげることです。

これを実践していくと、ネガティブな感情のコントロールができるようになります。


実際に、カウンセリングでも使われる方法なので、ぜひ実践してみてくださいね👌🏻

依存している人から、無理に離れる必要はありません。
「私はその人と一緒にいたいんだな」と自分を認めてあげることが大切です。
まずは、あなた自身をぎゅっと抱きしめてあげてください🫧



まとめ


今日は、依存は自立に不可欠な大切な役割を持っているということと、問題になりやすい依存の解決方法をお伝えしました😊

依存の問題は、すぐに解決するより、ステップを踏んで、ゆっくり無理なく取り組むほうが、心の負担がなく、そして納得のいく形になると思います。

ぜひ、みなさんも、無理なく、自分のできることから、実践してみてくださいね🍀


それでは、みなさんが、今日明日をやわらかく過ごせますように☺️

またね〜🌱

タイトルとURLをコピーしました